15坪足らずのコンクリートの長屋である「住吉の長屋」を原点として、30年以上第一線で建築活動を続けている安藤忠雄氏。いつも心に描いているのは、人々の心に生の感動をもたらす建築、ぬける“風”の情景、自然と共生しつつそこに住まう人間の意志を表現していく建築だと言います。
ザ・ヒルサイド神戸には、自然との共生を色濃く感じる時間があります。
樹齢200年を越える楠のシンボルツリー、天を仰ぐセンターコート、無機質なコンクリートの壁と対照的な一面に緑が広がるチャペル、ガラス張りのバージンブリッジ・・・。
外観は地元で産出される御影石を外壁に用い、阪神間の閑静な住宅地の風景に馴染むよう、形成され、日中のパーティ会場は溢れんばかりの緑と光に包まれ、夜はコンクリートの持つスタイリッシュさが引き立ち、木がそっとぬくもりを添えます。
細部までこだわり抜かれたデザイナーズ空間が持つ独特のムード。一歩足を踏み入れるたびに外と中との空気が異なるように感じます。国民的建築家と言われる安藤忠雄氏にしか生み出すことができない特別な空間。
特別な空間に相応しいお料理とお飲み物、そして演出があります。
安藤建築を心ゆくまで楽しんでいただく、そんな時間をザ・ヒルサイド神戸では皆様にご提供しております。
1941年大阪府生まれ。1969年安藤忠雄建築研究所設立。1997年東京大学教授。現在、東京大学特別栄誉教授。
1979年日本建築学会作品賞、1993年日本芸術院賞、1995年プリツカー賞、1996年高松宮殿下記念世界文化賞、2002年アメリカ建築家協会(AIA)ゴールドメダル、2005年国際建築家連合(UIA)ゴールドメダルなど受賞。主な著書に『建築を語る』、『連戦連敗』(ともに東京大学出版会)など